中国人に次いで日本人の感染者が多く、日本では4月以降に感染のピークを迎え、長期化する恐れがあると言われています。
米国務省より、ダイヤモンドプリンセス号の米国人を退避へのニュースもありました。
中国・武漢みたいに東京では都市封鎖ができないため、日本各地での感染拡大に個々が備える必要があります。東京五輪も中止?など世間はバタバタしています。
日本の高齢社会で感染拡大することは、医療現場の負担も大きな懸念点ですし、国や社会に依存・期待するのではなく、1人1人が危機意識をもって予防すべきだとも思います。
インフルエンザの方が致死率が高くて怖い。などとコロナウイルスを軽視して、軽症患者が多いことも日本での政府対策や個人対策が緩み、感染拡大している要因になっています。
不安を煽りたいわけではなく、一般的な予防策で防げることもあるので少しでも現状把握、予防のきっかけになれれば幸いです。
■■ 感染経路 ■■
新型コロナウイルスは呼吸器系ウイルスで、感染者のせき、くしゃみ、唾液、鼻水などに触れることで感染する。専門家によると、感染者から1~2メートル以内にいると感染の危険があるようです。感染者と会話すると感染の可能性が高く、予防距離は5メートル。2次、3次感染は必然で、家族や同僚間、院内での感染率が高いです。
■■ 潜伏期間 ■■
感染から症状が現れるまでのウイルスの潜伏期間は3~14日と言われているが、最長で24日間に及びます。
潜伏期、症状が出てない人からも感染するため、感染拡大は免れない。無症状の人も多く、自分が重症化しなくても、知らず知らずのうちに感染源となって周囲を巻き込む加害者になる恐れがあり、潜伏期間の伝染力が強いと言われています。
■■ 感染の予兆と症状 ■■
発熱(37.5℃以上)頭痛痰喉の痛み空咳、咳下痢吐き気食欲不振胸部不快感呼吸困難、息切れ全身倦怠感、疲労感筋肉痛良腸疾患※症状がほとんどないケースもあります。
加えて重病になると、
肺炎腎不全呼吸不全多臓器不全不整脈急性呼吸窮迫症候群(ARDS)重病急性呼吸器官症候群ショック症状死と言われています。
■■ 重症化しやすい人 ■■
高齢者(60歳以上〜)持病、基礎疾患のある人(糖尿病、高血圧、心血管疾患、がん、心臓病など)免疫機能、体力が低下している人
■■ 具体的な予防策 ■■
コロナウイルスは飛沫感染、接触感染、目からも感染すると言われている。専門家による感染対策の基本は、基本的な予防措置+飛沫・接触感染予防策です。接触・飛沫感染対策を徹底して、基礎体力や免疫力を上げることが重要です。
人混みに近付かない不必要な外出を控える接触感染に注意する(外出先で目や口、鼻に触れない)いつもより頻繁に、入念に手洗いをするうがいマスクの装着適度な運動をする睡眠をしっかりとるバランスの良い食事をとる十分な栄養と睡眠をとるのどを乾燥させない(水を飲む、飴を舐める)
アルコールのジェル、ウエットティッシュを持ち歩くペーパータオルを使う(他人とタオルを共有しない)せきやくしゃみをする時は口を覆うよく触れるものをアルコール消毒するゴーグルを装着使い捨て手袋の装着免疫力を上げる、温熱療法、食品など免疫力を下げるものを食べない(コカコーラ、加工食品、添加物、ジャンクフードなど)
便秘を防ぐ具合の悪い人、感染者との接触を避ける情報収集、周囲への注意喚起の実施中国出張の自粛、禁止など
※コロナウイルスはアルコールに弱いらしく、手洗いやアルコール消毒は非常に有効。 コロナウイルスに触れたとしても、手に付着しただけでは感染しませんが、ウイルスが手に付着した状態で口や鼻や目を触ると、そこから感染します。
除菌シート、アルコール消毒液などで良く触れる部分をアルコールで拭き掃除すると良い。(携帯電話、ドアノブ、トイレなど)
※外出先、ドアノブや吊革などに触れたら顔に触れないように意識する。
※アルコール消毒が有効なことは確かですが、アルコールによる消毒のし過ぎはかえって危険。 むしろ清潔な流水でのこまめな手洗い励行がいいとの説もある。 アルコール消毒し過ぎでガサガサになった手指は菌の繁殖を促進すると言う説もあるのでやり過ぎも注意しましょう。
※接触感染を防ぐには、ハンカチよりもペーパータオルが良い。 ジェットタオルよりもペーパータオルが衛生的です。
※免疫力を維持するためには腸内環境も大切。 便秘などで腸内に老廃物や宿便が詰まっていると、大量の悪玉菌や雑菌が繁殖してしまい、それに対処するために免疫機能が低下する。
※免疫力を向上させる食品を食べる。
納豆 にんにく ヨーグルト しょうが みそ りんご バナナ かぼちゃ ブロッコリー 小松菜 梅エキス
※マスクが必要な方に。
【医師監修】手作り使い捨てマスクの超簡単な作り方 https://www.chintai.net/news/2020/02/06/82298/
3分でできるマスクの作り方 https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5e3cbd32c5b6f1f57f0e2e7d
■■ マスクの正しい使い方 ■■
マスクは口と鼻をきちんと覆う必要がある。口だけ覆って鼻を出したままという人も多く見かけるが、これではマスク本来の効果を発揮できない。
マスクは「付けないよりは付けたほうがまし」という程度で、目に見えない病原体に対し、正しく脱着しないとマスクの効果は薄くなる。マスク単体で装着していても予防効果は低く、定期的な手洗いと並行することが何より大切です。
ウイルス・菌を防ぐマスクの正しい使い方
不織布マスクの正しい装着方法と取り外仕方
https://www.anshinya.com/page/112
※コロナウィルスの大きさは0.1μm。マスクで止められるのは0.4μm以上の大きさなので、マスクでコロナウィルスを完全に防ぐことは難しい。
それに安いマスクだったら、0.1μmのウイルスには効果がないのでは?と思うかもしれないが、ウイルスを含んだ唾液や鼻水といった飛散物をブロックするには十分効果的。 また、鼻や喉の粘膜への保湿効果があるので、ウイルスの侵入しにくい健康体の保持にも有効です。
■■ 厚生労働省 ■■
新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html
新型コロナウイルスに関するQ&A(医療機関・検査機関の方向け)https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00004.html
まとめ
現在の感染者66577人、死者1524人、治療できた方は8130人です。2/14現在
発症から3週目が生死の分かれ目で、多くの患者が3週間で死亡するか、回復するか、の経過を辿っているようです。
また、元気な方はウイルスに感染しても体力があれば自然に治るようです。(だからこそ自分が感染源になっていても気付かない)
若くて持病がなければ深刻化しないですが、周囲の高齢者や持病がある方への配慮も必要です。
また、高齢者や基礎疾患のある方は、一般的な衛生対策に加えて、公共交通機関や人混みの多い場所を避けるなど、より一層注意してください。
今後はマスクだけでなく、様々な生活用品の不足も懸念されます。健康被害だけでなく、経済的な影響も心配です。
長期化する恐れもあるので、食品や衛生用品、日用品も備えておく方が良いと思われます。このまま終息に向かうことを願いますが、万全対策をし、油断せずに気をつけてください!過剰に心配するのではなく、冷静に対処して欲しいです。
風邪やインフルエンザへの対策と同様に、一人一人のマスクの着用などの咳エチケットや手洗いの実施等の感染症対策がとても重要です。合わせて、バランスの良い食事や十分な休養をとるなどにより、体調管理に努めていただくことが何より大切です。
正確な情報を得て冷静に行動する。これこそが「正しく恐れる」ことであり、感染症対策の神髄らしいです。
もし、風邪のような症状に加えて感染の疑いを感じたら早めに最寄りの医療機関へ相談した方が良いかもしれません。ありがとうございました。